東京レポート2009年1月28日 16:17
「コリンシアンパートナーズ」がいよいよ事件化しそうである。
2006年10月にグッドウィル・グループ(GWG、08年10月ラディアホールディングスに商号変更)が人材派遣最大手クリスタルを買収する際に舞台となったのがコリンシアンパートナーズという投資ファンド。
コリンシアンパートナーズが運営するコリンシアンファンドにはGWGが組成した投資ファンドが883億円(約75%)、他の投資家が303億円(約25%)を出資した。その資金でクリスタルを買収したが、クリスタルのオーナーに渡った買収資金は500億円。差額の680億円は「他の投資家」の手に渡った。出資分を差し引くと383億円の儲け。濡れ手に粟の巨利を手にした。
383億円はどこへ消えたのか。この投資ファンドに群がった投資家グループ、そして投資ファンドに出資した闇の勢力に捜査のメスが入ろうとしている。